2015年8月30日日曜日

春を待つ庭

 2015年8月30日

友人は、バックパッカーのためのホステルのオーナーである。
私はバックパッカーの世界はよく知らない、ほとんど知らない。
欧米に比べ、日本での普及はまだまだとのことで、知らないのは普通かもしれない。
いずれ書くことにするが、これこそが「旅というものだ」と思う。

友人のホステル、キーウィハウスは二ヵ所に建物があり、近代的で超清潔である。
そしてもう一軒、隠れ家?的な家庭的な木の家がある。
私はその木の家にお世話になっている。
暖炉があって、大きなキッチンがあって、それぞれの部屋もあって、自由に過ごしている。

広い庭には、いろいろな木が植えてある。
いろいろなハーブ、草花が生えている。
ポテトも育てている。

で、少しだけ庭の木を紹介します。



白い花が咲き出したプラムの木、12月頃実がなり、ジャムにします。


左の大きな木は白樺で、下がその先端の拡大写真。
ゴゾゴゾ固まっているものが、やがて開いて葉になるらしい。
本当?ずっと観察して確かめます。















くるみの木!
写真の撮り方がよくないのだが、ひと目みて
大好きになった木。
童話的な体型で、今にも話しだしそう。
これから新芽が出て、葉がつくそう。

手前にあるパラソルのようなものは、洗濯物を干す所。
私は中ほどにある取っ手を何かすると、
これがまわって洗濯物を干すのだと思っていました、
イカ干し機のような。

実際は干す人の身長にあわせて、パラソルの位置を上げたり下げたりするための取っ手だそうです。




















水仙、すずらん、ぼけ、椿などが満開です☆



ハウルの丘

2015年8月29日


町の向こうにいつも見える、なだらかな丘がある。
その丘を見ると、映画「ハウルの動く城」を思う。
ソフィーたちの住む町の背景の丘、ハウルの城がさまよっている丘によく似ている。
今は冬の終わりとのことだが、芝生も丘も緑で、冬の気がしない。

今日は徒歩12分くらいの East Gate(なんでもあるショッピングモール)へ、
歩いて行ってみた。
食品店には、日本でおなじみの、ケンタッキーフライドチキンやマクドナルド、ドミノピザに並び、中央に軽食「SUSHI」やさんが、ドンと構えている。
数種類の海苔巻きとライスボールが並ぶ。
ライスボールは両手の平にすっぽり入るくらい大きくて、
中には味のついた具がぎっしり詰められている。
チキンと野菜の入ったボールを食べたが、おいしかった。

海苔巻きやライスボールはどこでも見かけた。スーパーにも必ずあった。
日本人の子がバイトしていることも多いらしく、
皆、上手に海苔を巻けるようになるとか。
sushi

図書館


East Gateには、図書館もあります。
私は図書館が大好きなのだが、ここには英語の本だけね・・・当然・・・
と思ったが、ものすごい種類の雑誌があった!これは楽しめる。
急いでいたので、ちょっとしかいられなかったが、またゆっくり来ます!
サポートの人も丁寧できちんとしていた。

ちょっと買い物して、ブラブラ帰る。
今は水仙や椿が花盛り。
木々の枝の先には、緑の芽がふいていて、いろいろな鳥が遊びまわっている。
私がわかるのは、かもめとすずめだけです。

広い庭には、色々な木や植物があり、いつも鳥の声。
白いプラムの花が、日毎に開花しています☆




2015年8月28日金曜日

地震の跡

2015年8月28日

ここ数日、深夜まで若者達と団らん。
笑ったりひやかしたり、みんな何て可愛いんだろう。
学生時代がよみがえり、忘れていた思い出が・・・胸キュン

友人の引率のもと、若者達とすっごくおいしいフィッシュ&チップスを食べに行く。
海辺にある、おしゃれなその店への途中、地震の跡を垣間見た。
山の斜面に建つ家々は、山が崩れて、次々に落ちて破壊されたそうだ。
道路の横、コンテナの塀の向こうに、崩れた岩盤がそそり立っている。
岩の下には、潰れた家の一部も残っていた。
地震の規模の大きさ、自然の破壊力は、想像をはるかにこえるものだった。
クレーンが立ち並び、復旧工事している地域も通った。
完全復旧には、20年と言われているが、50年はかかるだろうとのことだった。

とはいえ、何ておいしい空気なんだろう。
風は冷たいけれど、とっても気持ちがいい。
地震はあったけれど、知性ある国家によって、根本的な安全はしっかり守られている。
だって、この国には、原発はない。原発を断固許さない。
原子力潜水艦の寄港もゆるさない国だ。
復旧作業の緊張感や虚しさのレベルは、日本とは全く異なる。
頑張って、日本!

海辺の家々と崩れた岩盤(一部)

ホクホクのチップスとフィッシュ、おいしかった~~~‼︎

2015年8月27日木曜日

ウォーキング

2015年8月27日

寒いけれど、ピカピカのお天気。
外でランチしようとうれしいお誘い、友人夫妻と車で出かけた。

Spencer Parkという、海の入江、湿地帯のような所にある公園に行った。
公園の規模は、日本とは全然違って、超大規模。
お湯を沸かして紅茶、持参のパン、チーズ、野菜、果物、ケーキで満腹。
寒さで丸くなった小鳥たちが、パン屑目当てに集まってくる。
こういうランチは、幸せ感に浸ります。

続くSeafield Park、
干潟に沿って、ウォーキング開始。
歩道横に広がる干潟は、黒い白鳥や、プケコという鳥、そのほかの、鳥たちの世界でした。
プケコ、おいしいかも、と言ったら、しかられ、笑われた。

プケコ

私達だけの世界、透き通った空気、広い青空、大きな草、大きな木



はじめてのウォーキングは、日本のウォーキングとは異次元のスケールでした!
どんな所にも、人の手が入り、自然が保護されていました。
私も、もっと大きくなるぞ!
体重ではなくって~~~~、心、精神!

友人推薦のTVドラマ「洞窟おじさん」をYouTubeで見た。感動した。

先週の今日は、出発日で移動していたんだと思うと驚く。
ずっと長くここにいる気分なので。

おやすみなさい☆





食材を買いに

この一週間の間に連れて行ってもらった食材店は、
ショッピングモールの中の大型スーパー、
もうちょっと小さい食品センター、
アジアンフード専門店、生鮮魚店。
最初の2つは徒歩でもいかれる距離。

最低の独り立ちができるまで、友人が付き添い教えてくれる。
コンビニや、お店が立ち並んでいるわけではなく、住宅が続く。
庭や街路樹には大きな木がたくさん!
大きな樹木と広い空、たくさんの雲、くも、くも。
原住民たちは、この島を雲の島(だったかなー、ま、雲系)とよんでいたそうです。

野菜が本当においしい!
大好きなマッシュルーム大好きなチーズ大好きなハム、ブロッコリー、レタスなどを
友人作のドレッシングで、頂きま〜す。

プロセスチーズはありません。
すべてナチュラルチーズで、日本よりずっと安いです!



痩せんわ   (>_<)

2015年8月25日火曜日

The way we were

2015年 8月21日

オークランド到着が20分近く遅れた。
クライストチャーチに行くには、国内線に乗り換えるのだが、時間が不足。
重いカートを押して、人に尋ねながら、走った~~~~!
ほとんど人影のない芝生の中の一本道。
乗るはずの便の荷物受付時間はもう終了。
色々あって、交渉してくれて、間に合った。
席に着いた時は、ハアハア。隣席のNZ人のお婆さんが、風を送ってくれた。
その人の服装を見て、あ、今は冬?と、夏服の私は思った。

眼下に雪をかぶった山脈が連なる、壮大な風景。
やがて、緑の草原の中に牛や羊が、チラホラ。
また来ることができて、嬉しい!

クライストチャーチ飛行場では、友人の懐かしい姿が、懐かしい笑顔が
出迎えてくれた。

夜、マキがパチパチ燃える暖炉の前で、20年ぶりの再会を楽しみました。
それぞれの20年    The way we were ......




空の旅


2015年8月20日

南半球へ飛び立つ。

ニュージーランドのクライストチャーチに住む友人の所に、
約2か月、訪問することになった。
20年ぶりの訪問、20年ぶりの再会。
友情に厚く感謝しつつ、「新・自分探し」の旅の日記である。

機内で映画を見ようと選択したのは「2001年宇宙の旅」。
昔何度か見たけれど、随分忘れていて、気がつくと食い入るように見ていた。












途中で窓の外を眺めると、漆黒の闇の中、
                             半月だけが光っている。

飛行機の轟音と、点滅する翼のライトが月に呼応している。
映画と一体化した時間。

朝がきた。
空が明るくなる。
命溢れる地球が目覚め、拡がっている。
私の新しい朝が始まる。
ありがとう!生きる。