NZのマナー、規則、食生活などの生活文化は英国に準じており、特種な国ではない。
で、「英国に似ています」ということで、特記するほどのこともないかもしれない。
でも、ちょっとだけ書きます。
この国は、マオリ族が何千年も、大自然の中でポチポチと原始的に暮らしていた。
そこへ、英国が、デデーーーーンと、自国を持ってきた国である。
英国にとって「濡れ手に粟」の感じもしないではないが、
英国人は本当にカシコク、働き者だと、感心する。
よくもこんな遠くまで、しかもここまできちんと!と。
開拓時代の移民募集広告や、当時、厳しくも勤勉な開拓生活の様子も
色々展示されている。
街での生活も含めて多くの自然環境を、政府がしっかり管理している。
大都市の公園も、人がほとんど訪れない大自然も、
きちんとした統制下にある。
だからこの環境が保たれている。
「厳しい」が、そうしないと崩れる。
様々な経緯や迫害などの歴史がないので(先住民のマオリに関しては別だが)
風景の奥に、物語はない。
例えば日本の五島列島も、島や海が美しい。
その影に、キリスト教徒の迫害史がからみ、
風景に物語が生じる。重く厚みがある。
しかし、ここにはそういうものはなく、軽い。
純粋に風景そのもの、みたまま、感じたままの自然を楽しめる。
どの人も一様に、同じ空気に浸れる。
花々が開く時期である。
もしも、日本のお花見集団が、山陰のこの美しい入り江に来たら・・・
笑い声、大声、時には流行歌が流れ、食べ物の匂いがただようのだろうか?
時には、どこかの城下町のように、ピンクのビニールの提灯が木々に
吊るされるのだろうか?
スピーカーの大音量で満たされるのだろうか?
この地では、これらはすべて「禁止」されている。
音、色、匂いという、人間の感覚に反応するものには、厳しい規制がある。
そんな規制があって、楽しいのかナ~と思う人も多いかもしれない。
しかし、音、色、匂いは、個人、文化によって異なり、文化レベルそのものだ。
異国に合うかどうかは、料理と異性に魅力を感じるかどうかで測れると言う。
これこそ、音と色彩と匂いのことだろう。
「音と色彩と匂い」の規制が厳しいから、その厳しさをサポートする国だから、
清潔で気持ちよく、自然との共生が可能なのだろう。
おおざっぱにくくった、私の体験した周辺西洋人に対する私の感想だが、
彼らは、集団行動はとらない。
旅は、一人、または二人、または家族、またはペットと共に、
あまり食料を持たず(それほど興味がない)、
静かに海をみたり、クルージングしたり、ウォーキングしたりして過ごすようだ。
あまり美食家ではなく、外では(真実は不明)マナーが大変よくて静かである。
とても親切に感じる。いつも声をかけあい、軽く挨拶する。
服装、生活、共に、一般的に大変堅実である。
服装、生活、共に、一般的に大変堅実である。
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国立公園の標識・自然界に溶け込む色彩で統一されている |
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キャンプ場のシンプルな案内 設備は清潔が保たれつつ、管理者の姿は見当たらない |
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海辺の広い休憩場&キャンプ場(含む・キャンピングカー)の案内 宿泊する場合は、ここで700円位支払う 電気・水・木陰のベンチ等も揃っている 車が10台くらい遠く、近くに停まっていた 海辺の散歩、読書の人影を見たが、あとは人影もなく静かである |
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ANAKIWAのOUTWARD SCHOOLに出会う これば、アウトドア教育を通して、社会人が根性を鍛えるための学校である |
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このような怖い道をずっと進んだ ヒヤリ |
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入り江にボート |
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これは何だ? Cattle stop 牛や羊が外に出ないように柵がめぐらされているが、ここには柵がない けれど、牛や羊は、通れません なぜか? |
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ここを通ると、この隙間に四本足の1つが落ちてしまい、通れないのだ 私が彼らだったら・・・と色々渡り方を考えた 例えば、横向きになって、1本の線上に左足2本、もう1本の線上に右足2本で~ 漫画ではないので、それは無理、と笑われた |
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きれいな空気と草原の中、のびのび育っているね |
☆お・わ・り☆
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