2015年9月21日月曜日

NZの医者

日本が南アフリカに勝ったラグビー戦の話題は、世界中で沸いているようだ。
夕方7時のTVでも、NZ、英国など、町の人々へのインタビューで、皆
「Japan」、「Japan」と答えていた。
まさに、ジャパンだらけのニュースだった。気持ちいい!

友人が医者へ行くので、社会見学にと、ついていった。
今、このカンタベリー地方は、風邪が大流行している。
友人は、風邪から、喘息や諸症状を併発してしまい、1週間臥せっていた。
風邪そのものはひと段落したので、併発した他の症状のことで、
主治医の所へ相談に行ったのだ。

NZの医療方式は、まずは全員、任意の主治医を決める。
その主治医が症状をみて、そこで治すか、
その症状のスペシャリストに委託される。
日本のような健康保険制度はないので、友人は年間、かなり高額な保険に入っている。
保険に入れない人もいる、そういう人にはそのレベルの医療システムもあるようだ。

行った病院(クリニック)には、医者が5人いる。
待合室には、子供連れや、中年、学生など、4-5人がいて、穏やかな雰囲気だ。
と、入り口ににこやかな紳士が現れ、待っている人の中の誰かに笑いかけ、
一緒に診療室のほうへ出て行く。
この人が医師。白衣は着ていない。私服だ。
診察室には、看護師も入ってはこないそうだ。
看護師は、何か他のことをしているみたい。
諸事情は病院の規模にもよるだろうが、医者と患者が同等なことは基本だ。
何しろ静かだ。
日本だと、看護師さんが大声で名前を呼ぶ。
支払時も大声で名前を呼ばれ、薬をもらうときも大声で呼ばれる。
名前連呼の喧騒だ。
「文明の尺度は、声や音の大きさによる」という言葉を、そっと思い出す。

システムは、それぞれの国の事情によって異なるものだが、
静かな雰囲気がうらやましい。


今日のハンサム。ポーズをとってくれました。


ハンサムって?俺のことニャ?
NO!

友人と私(向かって左)
大きい!

☆お・わ・り☆


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