2015年9月24日木曜日

ポストがない

クライストチャーチは、しばらくの間は、改装工事中の都市である。

地震で崩れたのをきっかけに、街の中心部を、新たな緑溢れる観光都市として再建中で、
その計画は、壮大である。
急がない。10年後でも、未完成かもしれない。

1番高級でおしゃれな百貨店「バレンタイン」でさえも、
コンテナを巨大化したような建物で、仮の住まいである。
有名なチャーチ(カンタベリー大聖堂)も破壊されたままの姿を、わざとそのまま保存している。
日本の建築家が設計した、美しい紙のチャーチも、仮のチャーチである。
仮とはいえ、このチャーチは荘厳で素晴らしい建物です。

クライストチャーチの地震は数回に渡るが、2011年2月の地震被害が一番ひどく、このとき
日本人留学生が多数死亡し、カンタベリー大聖堂が崩壊した。
日本人留学生のいた建物に問題があり、日本人が多数亡くなったが、
全体の死亡数は少なく(185名)、その約1ヵ月後に起こった、東日本大震災の死者数とは、
比べ物にならない。
死者数は多くはないが、建物などの被害は大規模だったようだが。

また、津波も原発もないので(NZは、原子力発電は皆無、原子力潜水艦の寄港も許さない)
日本の震災被害とは、規模が異なる。

工事中の街の中心地は現在、「普通ではない」状態だ。
特に観光客にとって、「普通でない」状態だと思う。
美食や名所巡り、買い物がメインの観光客という意味だが。

ちゃんとしたレストランは大変少なくなり、普通の家のまわりにはほとんどない!
結果、皆、大変料理が上手だ。
色々なお店も、大変少ない。
観光用の絵葉書なんて、手に入らない。
やっと見つけたのは、カンタベリー大聖堂の仮のチャーチの中だけ。

書いたはがきを出したくても、街にはポストがほとんどない。
人々は、もう、郵便で何かを書いて送ることは、普通はしないのだそうだ。
多分「何か特別な」こと以外は。
完璧なネット社会である。
観光客も、ネットで写真を送るほうが、出来合いの絵葉書よりいいと考える。
郵便物を扱う政府機関は、現在存続の危機にあるそうだ。
反面、ネットでの買い物が増加し、小包便は大盛況とのこと。

日本より一足早く、ペーパーレス時代に突入しているようだ。

工事現場とコンテナの店が混在

白樺の木は、雌雄同体で、先のゴニョゴニョは雄の花、
雌の花はこれからで、つまり葉とは異なるようです。
芽のようなものがありますが、これが葉になるのかも?



モコモコして、薄いピンク。
これが特徴、夕方の雲


☆お・わ・り☆











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