地震で崩れたのをきっかけに、街の中心部を、新たな緑溢れる観光都市として再建中で、
その計画は、壮大である。
急がない。10年後でも、未完成かもしれない。
1番高級でおしゃれな百貨店「バレンタイン」でさえも、
コンテナを巨大化したような建物で、仮の住まいである。
有名なチャーチ(カンタベリー大聖堂)も破壊されたままの姿を、わざとそのまま保存している。
日本の建築家が設計した、美しい紙のチャーチも、仮のチャーチである。
仮とはいえ、このチャーチは荘厳で素晴らしい建物です。
クライストチャーチの地震は数回に渡るが、2011年2月の地震被害が一番ひどく、このとき
日本人留学生が多数死亡し、カンタベリー大聖堂が崩壊した。
日本人留学生のいた建物に問題があり、日本人が多数亡くなったが、
全体の死亡数は少なく(185名)、その約1ヵ月後に起こった、東日本大震災の死者数とは、
比べ物にならない。
死者数は多くはないが、建物などの被害は大規模だったようだが。
また、津波も原発もないので(NZは、原子力発電は皆無、原子力潜水艦の寄港も許さない)
日本の震災被害とは、規模が異なる。
工事中の街の中心地は現在、「普通ではない」状態だ。
特に観光客にとって、「普通でない」状態だと思う。
美食や名所巡り、買い物がメインの観光客という意味だが。
ちゃんとしたレストランは大変少なくなり、普通の家のまわりにはほとんどない!
結果、皆、大変料理が上手だ。
色々なお店も、大変少ない。
観光用の絵葉書なんて、手に入らない。
やっと見つけたのは、カンタベリー大聖堂の仮のチャーチの中だけ。
書いたはがきを出したくても、街にはポストがほとんどない。
人々は、もう、郵便で何かを書いて送ることは、普通はしないのだそうだ。
多分「何か特別な」こと以外は。
完璧なネット社会である。
観光客も、ネットで写真を送るほうが、出来合いの絵葉書よりいいと考える。
郵便物を扱う政府機関は、現在存続の危機にあるそうだ。
反面、ネットでの買い物が増加し、小包便は大盛況とのこと。
日本より一足早く、ペーパーレス時代に突入しているようだ。
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工事現場とコンテナの店が混在 |
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白樺の木は、雌雄同体で、先のゴニョゴニョは雄の花、 雌の花はこれからで、つまり葉とは異なるようです。 芽のようなものがありますが、これが葉になるのかも? |
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モコモコして、薄いピンク。 これが特徴、夕方の雲 |
☆お・わ・り☆
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